日本の土俵で世界と戦う
今回のテーマは【日本の土俵で世界と戦う】についてのお話したいと思います。
今回は『これまで出倒しているテーマ、世界と日本代表について』という内容です。
過去にコラムとして書いた記事のリライトになります
本日記事を書いているのは、6月6日17時です
つまりブラジル戦の2時間前です
これまで、いろんなメディアで、いろんなYouTubeで、雑誌で、指導現場で出倒しているテーマ、日本代表と世界の強豪との話について話したいと思います
ベタすぎなのですが、お付き合いください。
日本の土俵で世界と戦う
セゾンの中での話になりますが、土俵というワードは結構出てきます。
日本の土俵で世界の強豪と戦う。
相手の力が出にくい土俵を作る。
土俵は、日本の国技である相撲の土俵と思ってもらっても問題ありません。
相撲もすでに日本の国技と言えるのかどうか疑問ですが(朝青龍・白鵬・曙・小錦など海外の力士が多いが)、あくまで相撲は日本の国技であり、日本が作ったルールで相撲は行われています。
海外の力士も、日本のルールに従っている。
皆さんもご存知の方が多いかもしれませんが、スキージャンプのルールってめちゃくちゃ変わっているってご存知ですか?
日本の選手がルール内で勝ちまくっていると、翌年にルール変更されるのは当たり前であり、勝っている日本選手への当てつけのようなルール変更(日本に不利になるように)なったりすることは日常茶飯事だそうです
スキージャンプにおいては、ルール変更やそういった会議に日本の理事はおらず、知らないところで勝手に決まっていることが多いという
これは、ルールの変更する主導権が世界にあることを意味しています
日本選手は、日本の企業(スキースーツ作っているメーカーなど)は、毎回変えられる厳しいルールの中で勝つために試行錯誤し、それでも表彰台に登ったりしているわけです
世界と日本が戦っていくために必要な2つの要素
岩谷さんは、世界で勝つためには、日本人には条件が要ると言っています
それは、上記の話でもあった”決められたルール内で”というポイント
日本人の強さは、決められたルール内という規制が入ると強い所だと私は考えています
自由にどうぞと言われると困る日本人
この範囲内、この予算内、この規格内で良い商品を作ってください!となると強い。といったように、日本人が強さを発揮できるルールを作成すること
次に必要な要素は、相手が力が出にくい土俵を作ること
白人・黒人が「これやりにくい!!」って思う土俵
簡単にいうと、日本が有利になるように考えた土俵
世界がやりにくくなる土俵
その土俵が日本人ならやりやすい土俵であること。
この条件を日本が作って、相手に従ってもらう。
岩谷さんが導き出したのは、
・コンパクト
・細かい技術
・スモールフィールド
からの
・守備力
守備力は、韓国が日韓共催時にベスト4に入った重要な要素・要因。
スペインの土俵で守り抜く
ブラジルの土俵で守り抜く
ドイツの土俵で守り抜く
というのには限界がある。
能力が必要とされる土俵で、日本人が戦い抜くのは厳しい。
そこで、日本人が得意な守備の土俵に相手を引き摺り込む。
そこで必要なものは重複しますがコレ。
・コンパクト
・細かい技術
・スモールフィールド
からの
・守備力
で
考え方としては
守備力を発揮できるように持っていくポゼッションの力
が必要になってくる
やはり何にしても取らなくてはいけないのは主導権であることは間違いない
主導権を握り、相手が気が付いたらこちらの有利な土俵で戦っているように
そして、相手がその罠から抜け出そうともがく事も予想して
こんな世界が見えたら、日本が世界を駆け上がっていくイメージが出ちゃいます
カントクは、最後の野洲高校(望月世代)でそれを見せてくれようとしていました
だから、全国放送のベスト4までは駆けあがろうと
私は何回かこのコラム内でも書いていると思うのですが、あの当時は、ベスト4までの道筋は見えていました
いや、見させてもらっていました。
そんな日本代表がいたら全国民がテレビにかぶりついて見るだろうな。。
そう思う日々です
指導者なら、ブラジルすげーって目線ではなく、ブラジルをいかに倒すかを考えていきたいものです。