大阪セゾン

技術の積み重ねの考え方

技術の積み重ねの考え方

最近の大阪セゾンですが、色々なリフティングに全学年チャレンジしてもらっています

その中で、できなくてイラついたり、しんみりしている選手がいたので、、

私の技術の積み重ねの考え方について話をしました

 

体型は急に変わらない

私の今年の目標の一つに「選手と一緒にボールを蹴れる体型と体力を取り戻すこと」を掲げています

年々体の代謝が下がってきていて、大人の事情という言い訳をしながら過ごしてきたツケを払うことになってます

それを選手に告げた上で

私は、自分の身体が1日で急に理想の体型になるとは思っていない
(逆に1日で理想の体になるのであれば、それは劇薬である)

だから時間が掛かることを知っている

リフティングにも得意な形と不得意な形がある
(インサイドが得意だが、アウトサイドが苦手など)

それは選手の体のバランスや体の柔らかさ(股関節・足首・膝関節)、特に股関節の使い方に柔軟性があるかないかに影響される

仮に今できている選手は、いきなりできているわけではない
リフティングに合った体の使い方やリフティングをしてきたから、それができる体になっている

股関節も天性的に柔らかい選手もいるが、最初は硬い選手がほとんど

股関節を使っていく中で、ゆっくり身体が反応してできる身体になっていく

身体というものは、ゆっくり反応するようにできている
いきなり急変化したら負担がどこかに掛かっていることを本能的に知っているから

今、できなくてイラついている人は

今自分が身体がどんな状態なのか?
リフティングに対して何が不足しているのか?

が分かってないからイラついてる

圧倒的に数が足りてない
股関節が硬い
インパクトがブレてる
キックの強さがバラバラ(左右差)

観察していると股関節の特に内旋で締める動きに難がある選手が多かったので

おそらく身体がまだ股関節を締める動きに慣れてないかそうなっている

だから、できなくて下手ということではなく、身体がまだ適した柔らかさに達してないのと股関節を締める動きをしている数が足りないだけ

だから凹む必要はない

身体が慣れてくるのには時間が掛かるのだから、それを理解する

今やっているリフティングを始めて10日ほど経ってますが、日に日にクリアしていく人数が増えている

 

技術の到達点と富士山登頂と登り方

富士山は3776m

私は、技術の習得の個人差をよく登山に例えます

まず、全員登れる方法がある

1日1m登れば、3776日後に登頂は成功する

これは100%できる

誰が3776日かけて富士山登るねんって感じやけどw

どんな技術もできないということはない

ただ、すでに登頂している人や、3776日掛からない人も存在する

技術といっても細かく言えば、どれがどれかとは言えないが、リフティング一つとっても、ドリブル技術一つとっても、習得できないということはない

今自分が何合目にいるかにもよる
1合目の人もいるし、5合目にいる人もいる

5合目にいる人は、少年時代に取り組んでいたアドバンテージがあるのかもしれない

技術というものは、ジュニアユース年代ではすでに横一線ではないことを理解する

かといって、追いつけないと言いたい訳ではない

それぞれ個人差があり、到達する時間や日にちは違うということを理解する

 

想定外を産む自主練習

先ほどのスタートラインはジュニアユースの時点でそれぞれ違う

ではその差をどう埋めていくのか?

チームの練習では、全員練習するので差が一気につくということは難しい

一つの方法は、自主練習

誰かが休んでいる間に、自分が練習する

時間がない中で技術の差を詰めるには、数で上回るが遠回りのようで一番近道

サッカー小僧化が一番違いを生む時間になる

その選手のいいイメージの中で練習するから

納得のいくまで練習できるから

 

大阪セゾンの中から、永遠のサッカー小僧である乾先輩を上回るサッカー小僧が出てきてほしい

 

 

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