大阪セゾン

指導の順番の重要性

指導の順番の重要性

 

今回のテーマは【指導の順番の重要性】についてのお話したいと思います。

今回は『やってることは間違ってない、ただ順番が違うだけの場合もあるよ』という内容です。

総監督に練習を定期的に見に来てもらっている訳ですが、その中で自分が感じた事を抜粋します。

順番の重要性

 

目的からの逆算とか、ロジカルシンキングとかさまざまな考え方がある中で、指導は順番を間違えるとこうも違う方向に行ってしまうのかと思い知らされてます。

自分としては、行きたい方向に向かって進んでいるはずなのに行き詰まった時にあれ?これ足りなくね?とかここがどうしても上手くいかない!とか出てきます。

こちらのブログに来てくれている皆さんは、絶対に間違った練習をしてないし、絶対魅力ある試合をするために練習しているはずです。

これだけは言わしてください。

やっていく順番めっちゃ重要です。

自分も、あれをやって、これをやって、こうしていこう!ということは考えてました。

ですが、上手くいかない部分も出てきてこんがらがっていました。

総監督が練習に来てもらえるようになり、こんがらがった糸が解れていく感覚がありました。

そして、やってきたことが間違ってなかったんだと思える展開になってます。

自分がこれが正しいと思ってやっていたことは間違ってなかったんです。

ただただ、順番が間違っていただけなんです。

皆さんも今まで岩谷さんの指導を見てきてますよね。私もそうです。

なので、細かい練習のこだわりや指導の中での言葉かけ、練習方法とかは絶対間違ったものではないと思います。

ではなぜ、順番が狂ってくるのか?

これは各チームによって事情は異なるので、考えてみてください。

大阪セゾンの歯車が狂った流れとは

 

大阪セゾンは、2019年に加藤が滋賀から飛び出て、加藤が監督となり再出発しました。

最初は2年生5人、3年生6人の11人の出発

次の年、14人が入団してくれて、19人になりました。

U15の試合に、U13が出る。

この状況を皆さんなら、どう戦っていきますか?

・ボロ負けしないように

・ボールをどうやって保持してくのか?

・メンタルダウンしない為に

・怪我をしないように

とか色々頭をよぎる訳です。

原因はコレです。

順番が狂うのはここです。

大阪セゾンはここが狂ったのだと今振り返ると思います。

ボールを持たせる前から、ボールをいかに無くさないようにするのかがテーマにすり替わっていく訳です。

だから逃げることが多くなってくる。

指導者もボールを無くすと能力が上の相手に攻撃される訳ですから、無くしてないとOKになってくる。目が曇ってくるんですね。

守備的なミスなしなのか

攻撃的なミスしてないのか

守備的にミスしている

攻撃的にミスしている

の区別もつかなかったんだなと。

しっかりとした目があれば

守備的なミスなしなのか → 普通・悪くないけど、、、

攻撃的なミスしてないのか → ◎

守備的にミスしている → ×××

攻撃的にミスしている → 基本は× 指導者側  ◯ or △ ここはミスの仕方にもよるが、ここをくぐり抜けないと上手くならない。

ここは当たり前なんですが。

目が曇ってくるとどうなるのか?

攻撃的にミスしている < 守備的なミスなし

こうなってくるんです。

最初はこうじゃなかったとしても、だんだんこうなってきていたんだなと。

ここで総監督に言われたことが

「加藤という指導者に根性があったら、ボール持たせて危険な所に突っ込んで行かせることをやらしてたんちゃうかな。どんだけ大量失点してでも」と。

#まだまだ未熟

#道の途中

では順番はどうしていくのがいいのか?

魅力を出す土壌とは

敵を怖がる選手は魅力を出すことはできません。

なので、徹底してボールを持てる選手の育成は必須なのです。

途中からパスに魅力を感じてそちら方向に行ってしまう選手もいると思います。

途中から自分は守備でチームに貢献するという選手もいると思います。

ボールを持てる選手の育成は日本にとってサッカーの道を拓いていくのに絶対必要なのだと感じました。

#これはセゾン流のボールを持てる選手という意味

トレセンや県選抜は、パスで散らしたり、ゲームを作っていく選手、ボールを背後に出せる選手などを好む傾向にあると思いますが、これで魅力あるチーム、個人が出てくることは可能性としては低いんじゃないかと考えます。

優先順位を間違うと正しいことをやっていても、路頭に迷うことが出てきます。

今回はそれを痛感したという出来事でした。

今回は自分のチームの中から出た事をお話ししたので、できれば読んだ方の中に留めておいていただけると助かります。

長文読んでいただき感謝します。

 

 

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