成長しない人の共通点
今回のテーマは【成長しない人の共通点】についてのお話したいと思います。
今回は『成長する人になるために必要なことは』という内容です。
きっかけは静岡の遠征
2022年度の年末に2つの遠征にそれぞれのカテゴリーで静岡行きました。
後半の静岡遠征で、一つ大きなチャレンジをしたんですね。
それは戦術上の話なので大きく話はしませんが、、、
#大袈裟
指導対象はU-13
彼らに戦術の話をし、配置の説明をし、この戦術がハマればこんな感じの試合になると説明しました。
その後の彼らは、見事にイメージした試合をやってくれました。
この試合は、言ってしまえば出来すぎの試合になりました。
その後の遠征の試合は、イメージ通りの試合ができたことにより、他の試合もとても有意義になりました。
年が明けて、先週にU-14のカテゴリーに同じ戦術の試合をしようと練習試合を組んでいましたので、対戦時に同様に説明し試合に行かせました。
説明の仕方や配置の説明、その後の試合の流れなど、ほとんど大きく説明は変わらずに試合に出したんですね。
そしてら、U-13とは真逆の試合をしてくるという結果にw
次の試合が始まるまでに、もう一度説明し、特に配置について選手に立たせて、ボールが動いた形式でどう動くのか??みたいなところまで深掘りして説明して試合に行かせました。
2試合目はU-13同様に、ハマった試合を展開して、快適に試合をこなしていました。
この冬休みの2つの出来事が自分にとってとても良い経験になりました。
当たり前と言えば当たり前なのですが、
U-13とU-14は選手も違うし、理解力も違います。
成長段階の脳なので差はあるとしてというのを考慮しても、説明の深さや説明の仕方、選手への投げかけによって、ここまで試合の差ができるのだなと選手に教えてもらいました。
それとやはり選手個人個人の物事の捉え方がとても重要だと感じたのがとても有意義でした。
■ 個人の物事の捉え方=成長速度に影響する 重要なのは順番を間違えないこと
#順番大事
成長する人としない人は何が違うのか?
これに関しては指導者であったり、人材育成に関わる全ての人がそれぞれ考えていることだと思うのですが、
私の観点として思うのが、
成長が遅い人は、質→量→スピードの順番で物事を捉えています。
成長が速い人は、順番が真逆になります。
今回の場合は、U-13が成長速度が速く、U-14は成長速度が遅かったことになります。
そこには好奇心や興味、選手自身の資質によるものも細かく考えればありますが
物事に対して、
スピード(この場合はやってみる速さ)なのか?
質(言われたことの完成度)なのか?
前提として
今回のことは、戦術説明時には全くやったことがないことであったということ。
スピード重視派については、失敗するということが含まれています。
違ったなとか、違和感あるとかは含まれている。
ミスや失敗が付き物であり、ミスや失敗を前向きにポジティブに捉えることができる。
質重視派はどうかというと
言われたことができないとか
形にならないから動かなくなる
ミスや失敗が質を意識すると手が止まったり、足が止まることに繋がります。
ミスや失敗はあるべきではないと考え、面白くないという感情に支配されます。
ミスや失敗が許されないものであるが故に、ネガティブに捉えてしまう。
ここに学年のカテゴリーの全体像が見えた気がしています。
U-13は全体的に明るく、好奇心も強いためすんなり物事に取り組んでいくことができる集団なのかもしれませんし、何も考えてないからやってみたという可能性もw
U-14は、慎重であったり、少し疑い深いともろもあるのだなと新たな発見でした。
2カテゴリーとも全く同じシステムに取り組んだからこその分析結果だなと感じています。
成長していくために必要なことは、サッカーでも何でもそうですが、
成長とは何か、進化とは何かと考えたときに
新しいものに挑戦したり、新しい分野に飛び込んでみたりと自分に今ないものにチャレンジしていく必要があって
となると
まずチャレンジした段階では、自分は何もできない状態からのスタートであること。
必然的にできないのだから、ミスは出るのはもはや当たり前であって
できない状態であるのにも関わらず質を求めるのははっきり言ってナンセンスになるわけです。
できていく段階で、こうなるときはこういうミスが出るというのはもはや消していく作業になっていくし、悪いものは先に(本番で出たら困る訳なので)出しておく必要がありますよね。
もちろんこの先でミスは許されなくなってきます。
そのことも同時に教えていかねば。。
今回集団で見てみて、ともに新しいチャレンジだったのがきっかけでとても有意義な年末年始を過ごすことができました。
元々カテゴリーが違っても方向性は同じにしていきたいと思っていたので、今回は戦術的な分野で方向性は同じという取り組みの中で、発見がました。
もっとミスを出し切って、チームとしていいものにしていきます!