2月27日
短期集中ドリブル塾を開催させていただきました。
今回開催にあたり、協力していただいた方々には感謝もしきれません。
今回のドリブル塾のテーマはシンプルで
・ジュニアユースへ進み、すぐに活躍できるようになりたい
・ドリブルを武器に4月までにレベルアップしたい
こんな選手に対して、6年生を対象に行いました。
今日の記事は、内容をドンと公開しちゃいます。
素質とは上手くなりたい心
どんなスポーツでもどんな仕事でも、素質というものが存在すると思っています。
今回サッカーについての素質について話をさせていただきました。
これは大阪セゾンFCの新一年生にもお話することなんですが、一体素質って何なのか?
素質というのは、「上手くなりたい心」である。
これはセゾンFCの創設者である岩谷篤人総監督が私が指導者となってからずっと新入生に話をしていた内容です。
どんな時も上手くなりたいと思えているのか?
勝っている時も負けている時も、食事中でも寝る前でも、いつ何時でもサッカーが上手くなりたいと思っているのかどうか。
- 足が速くてもプロになってない選手はいる
- 足が遅くてもプロになった選手はいる
- 体が大きくてもプロになれなかった選手はいる
- 体が小さくてもプロになった選手もいる
何を持ってして明暗が分かれるのか。
それは素質があったかどうかである。と
今日でいえば
足元から離さないように毎足ボールを触るというテーマがあったが、対人となり敵がボールを取りに来るとできない。できないというか、もうしようとしていない部分も。
どんな時もボールを足元から離さないようにボールを触れば、取られにくくなるのが分かっているのに。
もちろん今日いきなりスクールに来て、これやってみろと言われてすぐにできないのはこちらも分かっている。
練習の中で妥協していては、これくらいはしゃーないでは上手くなるわけがない。
それを許してもいけない。
今回の選手達には、上手くなりたい心が今あったのかどうかを尋ねました。
上手くなりたいというのは、どれくらいの気持ちで臨んでいるのか。
- 敵が来なかったらできるのか?
- 敵が来てもできるのか?
- 中学生が来てもできるのか?
- 高校生が来てもできるのか?
誰が来ても上手くなりたいという心を持って、徹底して自分がするべきトレーニングができるのかどうか?
ここに個の差が出てくる。
この差の積み重ねが大きく差をつける結果になってくると私は感じています。
やってきたのは自信ではなく、実績である。
守備する者は2つ同時に守備はできない
最後にやったトレーニングは、コーンをライン上に均等に置いて2つゴールがあるコーン倒し1vs1を行いました。
- 攻めるコーン(ゴール)は2つ
- 守るコーン(ゴール)も2つ
どちらを攻めても1点。
この練習で考えてほしいのは、2つ攻めるポイントがあるということ。
当たり前のことなんですが、これでドリブルの攻め方が変わった選手がいました。
右と左
前と後
ドリブルとパス(シュート)
敵は2つを同時に守れないことを考えながら攻める。
体が向いてる方が、攻める方向とは限らない。
右のコーン目指してたけど、途中で左に進路変更する。
相手は、守らないといけないゴールが2つあることで守備の選択が一つに絞れない。
ここに敵が遅くなる部分が出てくる。
絞れないということ
逆を突かれるというインプットが入ると、なおさら単勝買いができなくなる。
1つの方向を100%切りに行って、逆を突かれたら一気に失点する可能性があるから。
守備が早くなる条件というのは、選択肢が1つに絞れたり、敵がすることが読めた時は早くなる傾向がある。
だから、遅くする。
2つ守らなくてはいけないと考えると、敵は遅くなる。
逆を取る
セゾンの指導言葉で、「逆を取る」という言葉は、聞いたことがある人も多いのではないかと思います。
今まで何度も聞かれたことがある質問です。
逆を取るってどういうことなんですか?
正しい答えは自分は正確に持ってないですが、敵を遅くすることは条件の1つではないかと考えています。
読めなくする、とか
相手に考えさせる、とか
その為には、相手の考える逆をいくか、相手の単勝買いをさせる何かが必要になる。
その何かが逆を取るという行為になると私は考えています。
今回の短期集中ドリブル塾は、この2つのゴール1vs1で終了となりました。
超集中で行ったトレーニングで、どれだけ伝わっただろうか。
大事なことはいくつもあるが、一番大事なのは選手それぞれが何が一番刺さったのか。
中学年代に上がるとまず感じるのは、体格の差であったり、速さの違いであったりする。
自分が敵より速くなるためのことを伝えていかなくてはいかないなと思っています。
今回参加してくださった皆様には、本当に感謝です。
有り難うございました!
また来週のドリブル塾に繋げましょう!
最後まで読んでいただき、有り難うございました。